ヨウ素事業

IODINE

ヨウ素とは

性状・特性

ヨウ素の一般特性

天然ガスを含む地下水は、「かん水」と呼ばれ、このかん水の中には世界的に貴重な元素であるヨウ素が含まれています。

ヨウ素はヨードとも呼ばれるハロゲン元素のひとつで、常温で金属光沢を有する固体です。昇華しやすく独特の臭気があり、常温で紫色の蒸気を発生します。

製品ヨウ素

原子番号 53
元素記号 I
原子量 126.9
密度 4.93g/cm³ (20℃)
融点 113.6℃
沸点 184.4℃

世界のヨウ素生産量

日本はチリに次いで世界第2位のヨウ素産出国であり、国内では83%が千葉県で、10%が新潟県で、7%が宮崎県で生産されています。

ヨウ素は、日本が世界に誇れる大変貴重な地下資源です。

ヨウ素の用途

ヨウ素は古くから医薬用の原料として使われてきましたが、最近は工業用やエネルギー開発など、幅広い分野での活用が進んでいます。次代のエネルギー源として注目される太陽エネルギーを利用した水素の製造、石油代替としての石炭液化等の活用。また、放射能汚染から人体を守るために投与される薬剤、レーザー光線の素材といった先端技術分野。さらに、X線造影剤、新抗生物質をはじめとする医薬品、自動車のシートベルトやタイヤなどの化学繊維強化剤、そして農薬、写真の感光剤など、身近なところでヨウ素が活躍しています。

ヨウ素の製造

ヨウ素の製造方法

かん水の成分(海水との比較)

かん水中には、海水と比べて非常に多くのヨウ素を含んでいます。 そのヨウ素をブローイングアウト法により取り出し、製品化します。

成分 かん水中含有量[mg/L] 海水中含有量[mg/L]
塩素 14,000 19,000
臭素 90 65
ヨウ素 40 0.05
重炭酸 770 1,400
ナトリウム 9,070 10,600
カリウム 480 380
アンモニウム 150
マグネシウム 480 1,270
カルシウム 310 400
6 1

BO塔(ブローイングアウト塔)の外観

ブローイングアウト法によるヨウ素製造工程

  • ① 曝気(ばっき)・ろ過工程 ヨウ素製造を妨げる不純物を取り除きます。
  • ② 放散工程 かん水から空気中にヨウ素蒸気を追い出します。
  • ③ 吸収工程 放散塔から追い出されたヨウ素蒸気を回収して濃縮します。
  • ④ 晶析・精製工程 回収したヨウ素の純度を高めて製品に仕上げます。

製品紹介

ヨウ素

荷姿

化学式 I2
分子量 253.81
CAS No. 7553-56-2
荷姿 ファイバードラム、50kg入り
純度 99.7%以上

ヨウ化カリウム

荷姿

化学式 KI
分子量 166.01
CAS No. 7681-11-0
荷姿 段ボール箱 25kg入り
純度 99.5%以上
地底に広がる太古の水を、新潟のちからに。水溶性天然ガスとヨウ素
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