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ヨウ素とは

性状・特性

ヨウ素

▲製品ヨウ素

ヨウ素の一般特性
原子番号 53
元素記号 I
原子量 126.9
密度 4.93g/cm³ (20℃)
融点 113.6℃
沸点 184.4℃

 天然ガスを含む地下水は、「かん水」と呼ばれ、このかん水の中には世界的に貴重な元素であるヨウ素が含まれています。

 ヨウ素はヨードとも呼ばれるハロゲン元素のひとつで、常温で金属光沢を有する固体です。昇華しやすく独特の臭気があり、常温で紫色の蒸気を発生します。

世界のヨウ素生産量

世界のヨウ素生産量

 日本はチリに次いで世界第2位のヨウ素産出国であり、国内では83%が千葉県で、10%が新潟県で、7%が宮崎県で生産されています。

 ヨウ素は、日本が世界に誇れる大変貴重な地下資源です。

ヨウ素の用途

2009年ヨウ素の用途

 ヨウ素は古くから医薬用の原料として使われてきましたが、最近は工業用やエネルギー開発など、幅広い分野での活用が進んでいます。次代のエネルギー源として注目される太陽エネルギーを利用した水素の製造、石油代替としての石炭液化等の活用。また、放射能汚染から人体を守るために投与される薬剤、レーザー光線の素材といった先端技術分野。さらに、X線造影剤、新抗生物質をはじめとする医薬品、自動車のシートベルトやタイヤなどの化学繊維強化剤、そして農薬、写真の感光剤など、身近なところでヨウ素が活躍しています。

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